今年も水栽培で、立派な花を咲かせて目を楽しめてくれた。
花の終わったヒヤシンスは、養分のない水で育てていたので
球根は栄養を全部使い切ってしまい
土では育てるのは難しいと聞いていたのだけど
ちゃんと肥料を与えて、球根に栄養をあげると
ちゃ~~んと咲いてくれるものなのだよね!
水栽培だったヒヤシンス
花が終わったものは庭へおろす。
という事で、今年も水栽培のヒヤシンスを庭に植え替えた。
毎年、こんなふうにして庭に埋めて、最初はチンケな花だけど
二年目辺りになると、充分に栄養を蓄えて
イッチョ前な花を咲かせてくれるようになる。
去年の雪の降る前に保温&肥料を兼ねて
ヒヤシンスの植えたところに藁を被せおいた。
いつもの年は、そんなことしないのだけど
庭に植えたクリスマスローズが凍みない様にと
藁を被せて保温に使ったので、そのあまりと言っちゃ何だけど
庭のあちこちに藁を敷いておいた。
ようやく会津にも遅い春が来て、敷いた藁の間から花の芽が顔を出し始めたので
ヒヤシンスの球根の上の藁を剥がしてみた…ら!
あらら、真っ黄色のヒヤシンス!
バナナ色一色になってしまった…@@;
いや、黄色いヒヤシンスならどこでも見られるのだが
葉っぱも全てバナナ色…藁で陽が当たらなかったからだね~(~_~;)
それでも藁を剥がして数日…しっかり春の日を浴びたバナナ色のヒヤシンスは
少しずつ葉緑素を取り込んで青みがかり
そして、ようやく普通のヒヤシンスに戻った。
少しずつ色を取り戻して行く。
すっかり元通りに色に戻ったヒヤシンス
因みにヒヤシンスの逸話!
ギリシャ神話にスポーツ好きの青年…名前はヒアキントス。
太陽の神アポロンと西風の神ゼフロスは、この青年が大変気に入り
2人でこの青年を取り合うようになったのだそうだ。
引っくり返した鉢の穴から顔を出している
ど根性とは言い難いが、ちょっと根性くらいはあるなと思った(笑)
結果、ヒアキントスはアポロンといつも一緒にいるようになっただが
そんな二人を見て、ゼフロスは腹立たしく思い
2人が円盤投げをしているとき、円盤に強い風を吹き付け
ゼフロスの額にぶつけた。
雨に濡れたヒヤシンス
額からはみるみる血があふれ、緑の草を染め
アポロンが「自分がかわりに死んでいきたい!」と叫ぶと
血に染まった草が急に青々としてきて、美しいヒヤシンスの花を咲かせたという
スポーツ好きのヒアキントスの血から生まれたヒヤシンス。
この物語から、「競技」という花言葉が生まれたそうだ。