津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■熊本県立図書館・いよいよOPEN

2015-03-07 18:41:12 | 熊本

 昨日の熊本県立図書館のHPに、3月26日にいよいよOPENすることが発表された。
                   https://www.library.pref.kumamoto.jp/kyukan/zenmenkaikan.pdf 

待ち遠しかったですね~。もっとも熊本近代文学館は来年1月迄リニューアルの為に休館、今日の熊本日々新聞にはその具体的な内容が示されている。
学芸員が配置され、文書の展示などが充実されるらしい。こちらはあと9ヶ月間おあずけ・・・・・・・・・

実物資料で熊本紹介へ 「文学・歴史館」  2015年03月07日
       来年1月にリニューアルオープンする「くまもと文学・歴史館」(現熊本近代文学館、熊本市中央区出水)の展示概要が固まった。高度な空調・
       展示ケースを完備し、同館や県立図書館が持つ文学・歴史の実物資料を展示。熊本の文学と歴史の流れを紹介する。

       また、トラックヤードと荷解き室を新設し、国指定文化財クラスの借用・展示も視野に入れる。専従の学芸員2人を配置する。
       ロビーは、施設の性格をアピールするプロローグ展示。熊本の文学・歴史・風土を体感できる画像を大型ディスプレーで流す。
       「展示室1」は専用の空調と高機能ケースを備え、国指定文化財クラスの展示が可能に。「文字に記された熊本の記録」「絵画に残された熊本
       の記憶」「人物に彩られた熊本の記憶」(予定)の三つのテーマで実物資料を並べる。
       「展示室2」は近世以降を6区画程度に時代区分、歴史と文学の流れを紹介する。情報検索コーナーも設け、同館所蔵の漱石の書簡や絵図な
       どを画像で見ることができる。
       レストランを廃止し「展示室3(サロン)」を新設。旧細川内膳家庭園を眺める展望展示室とし、ワークショップなども開ける。展示室は全室、展
       示品保護のためLED照明となる。
       井上智重館長は「本物を安心して保存・展示できる施設に加え、初めて専従の学芸員を置き、調査・研究の機能も持つことになる」と話してい
       る。(山口純)

 

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■落札いたしました

2015-03-07 16:49:51 | オークション

                 

 ちょっとマニアックでしょ・・・・。半藤一利氏その他夏目家の関係者の方々がいろいろ漱石先生について書いておられますが、なんといっても鏡子夫人のお話ですから面白いのではないかと・・・・・値段? すごかったですよ。

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■「旦夕覺書」--月・13

2015-03-07 07:21:38 | 史料

                               (不幸な事件)
                                  三代昭重           
                一、朽木内匠殿嫡子三郎兵衛殿十二三の時に乙名の子も十一二の時はま弓にて射合申候時三郎兵衛殿目
                  に當りつふれ申候 拙者同年かと覺申候 唯今氏家平九郎屋敷かと存候 為養生父子共に逗留の内にあそ
                  ひに参候て覺申候 内匠殿七十斗と覺申候 若き時三千石被下置候得共病気と申知行差上唯今三郎兵衛
                  殿の在宅に引籠居申され候 右の子の親は乙名にて小知も取居申候 三郎兵衛殿目つふれ殊の外腹立被
                  申候へ共幼少成る故其分にて置れ候へ共親にひたと當り右の立腹止不申親も幼少の子故不便に存候
                  て親自害仕果申候 其時分内匠殿事承及候衆は老耄めされ候哉子供の事第一怪我の事は昔より災難と
                  て世に多き事あたら親用に立申者を心から無用の者にて果候事は返々も内匠殿御誤りと御家中武功
                  老巧皆々一同に申由老父は就中致療治被申候故殊の外悔被申候 譯は替り候得共大形大矢野か町人
                  打果候に似たる儀と存候 右の内匠殿は山名十左衛門殿御母儀の御親父にて候 唯今の内匠殿祖父にて
                  候
                             
                    (刀を忘れる・二件)
                一、御十餘年以前芝御屋敷に御座候時井關左傳次と申御兒小姓勤居り申井關 號甚兵衛 與右衛門四百石取申候
                  者の嫡子にて其子は高見三右衛門養子に成申か宮川團四郎孫と覺申候 右申候左傳次御次より小屋に
                  歸候刻刀を忘れ道にて心付戻候て刀を取歸候て兎角致迷惑遠慮仕居申候 其刻御家老在江戸は覺不
                  申候 舎人殿も未た元服なき時分か拙者も其刻は出合不申候 上田新兵衛殿・堀二郎右衛門殿とは此噂承
                  候 此時色々古き咄古頼母殿内々藤左衛門若き時道中にて刀を忘れ切腹可仕と申候へは古頼母殿少も
                  越度に成不申候とて差料の刀をとらせ其後古頼母殿病死の時追腹と申候へは盃さし被申最早供仕候
                  同前其方に頼置事有り平吉 頼母殿幼名 幼少に候命全くして守立呉れ候へと被申候へは奉得其意と申
                         有吉英安26歳  寛文二年
                  平吉殿後は頼母殿と京都にて五月十一日に被致病死江戸より京都へ被参候 逗留中の算用迄承届跡々の
                  事迄一夜に埒明申翌十二日致追腹候儀も右の時分具さに新兵衛殿咄被申候 兎角如此井關事は終に不
                  承候事心得又有間敷事にて無御座候 三齋様御代と替り唯今の 殿様も御家中の衆も武功と申は一
                  人も無御座候 漸々島原の百姓共の時勇臆知れたる迄に御座候 殊更江戸にての儀故他所にも其儘知れ
                  申天下の批判可有御座候 おそからぬ儀に御座候へは熊本へ御歸被成候て御一門御家老御備頭なとゝ
                  御吟味被成其上の善悪は不及力事と存候 若狭守様と御断号と御座候得共是は格別刀を着申者日本國
                  數萬人御座候者の身の上に引受批判可仕候 誠に々々大事成儀と心安御座候へは咄申候 其後井關に御
                  暇被下候 其刻堀二郎右衛門殿に尋候へはいや常々勤御意に叶申さぬ事共多く若狭守様と御相談の由
                  被申候故乍憚先御國へ御下し被成右の衆被召出夫々の思寄可有有(ママ)御座候 平生御意に叶不申事はい
                  つにても成儀と存候 先刀を落し或は武士のなるならしの御吟味斗に仕度事と奉存候 未歩の御使番の
                  自分か兎角舎人殿に咄不申自分にて候

                    (刀を忘れる 奥村百助)
                一、其後江戸にて奥村百助 二郎左衛門嫡子三百石御小姓組弓削太郎左衛門小舅 刀忘れ御番所ゟ裏玄関迄か出候て思ひ出し候哉兎角右の
                  井關事にて若き小氣者は云ねは男の成らぬと心得候時分にて引籠居候故奥村久左衛門拙者を頼申候
                  故見舞候て申聞候は偖々そなたは生れ付大勇と思へは思ひの外小氣に候先日刀を忘れたる事心に懸
                  り苦に召れ候由久左被申聞候 拙者幼少の刻熊本の寶町に同名八右衛門とて伯父の所へ参度毎に山中
                  平左衛門と申は貮百石取親は山中又兵衛と申 眞源院様追腹仕候者の跡にて兵法能覺申由門に出居
                  申を度々見申候に脇差もさゝす無刀にて居申候 能々承候へは右の兵法自満にて人を何とも思はず無
                  刀にても刀脇差は不断むねにさしたる心の由承候 其儘忠信とて數百年以前の事なれ共今に五月の子
                  供昇に書て祝に用申候 貴殿も大勇にて刀をさのみ頼ぬ心故に不斗忘れられたると存候 人の思わくも
                  事によりたる儀に候 ケ様の事は貴殿の心にある事にて候へ共若さに苦に被存候事も無餘儀存候得共
                  少も少も心にかけられす御勤候へと申候 されとも小氣者にて事の外苦に成申候哉江戸ゟ下り候てか
                  病気に成知行差上亂心の様にて果候 屋敷は今一村彌三兵衛屋敷にて候 老父次郎右衛門は其時分も存
                  命京町に居申候て折々見廻候て咄申候 年より痛敷存候つる
 

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