津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■「蒙古襲来絵詞」余談

2018-11-02 12:06:07 | 色・いろいろ

 くまもと文学歴史館で御物本「蒙古襲来絵詞」の展観が始まった。
17年ぶりに郷土への里帰りだし、なんと無料という事もあって賑わっているらしい。
20m程の巻物が二本あるが、前半・後半で入れ替えるらしい。会場が狭いのもあるかもしれないが?

処で余談・・・
先の史談会で無彩色の「絵詞」を拝見したが、その折りある人が、日本勢が「鑓」を持っていないことに気づかれた。
太刀に長刀に弓が主なる武具である。

石垣の上に居並ぶおえら方の中に肥後の菊池氏の姿がある。
熊本には「菊池千本鑓」とか「菊池鑓」とかいう言葉があるが、菊池勢の勇猛さを表す言葉である。
ある時菊池勢の戦況が悪くなった時、短刀を竹の先に結び付けて反攻にでて危機を脱したにという。
資料を見ると、蒙古襲来の以後の事らしい。

これが後の戦闘の主流になる「鑓」につながったのだろう。

           「菊池千本槍」の画像検索結果 菊池千本槍 - Wikipediaより

「絵詞」にある当時の戦いぶりは、蒙古軍は火器を遣ったりしてるにもかかわらず、日本勢のこのような有様を見ると、当時の武人の勇敢なることに驚かされる。

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■だんだら模様の空

2018-11-02 07:23:46 | 色・いろいろ

 5時半ころ右足のふくらはぎがつって目が覚め起床、ベランダに出てみると東の空が赤くなりつつある。
過日見事な朝茜に出会ったが、今朝はどうだろうと思いながらデジカメ片手に散歩に出る。
6時20分すぎ、空が見事なだんだら模様になり思わずシャッターを切る。
今日の散歩の証拠写真、もうそろそろ立冬を迎えるが、街路樹の紅葉はまだまだの様である。

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■度支彙凾 明和より天明迄 法令條論・十五(12)

2018-11-02 07:21:04 | 史料

天明六年
 三六四
一五家督二付來ル十八日御祝二付、麻上下着罷出候様、正
 月十一日御達
一太守様年頭より越中守様と御改被遊候段、二月朔日御達
一靈感院様二月七日御百ヶ日御法會参拝等之儀、正月廿四
 日御達
一御曲輪内屋敷/\道造り之儀、二月六日御達
一御代替二付、小笠原備前日指下日仰渡二付、三月廿五日
 麻上下着御花畑え罷出候様、諸御横目より役人段ハ御奉
 行所之段、三月十五日御達
一太守様御暇之上使御拝領物有之、五月廿九日御發駕二付
 五月十五日御歓謁之儀、五月十三日御達
一御家中之面々諸御禮進上之御肴代、以來ハ壹匁二丁銀百
 銅宛を以直ニ御音信所へ上納カ有之旨、五月廿五日御達
一今度御目見麻上下着之御達、御入國御祝六月九日・十一
 日・十三日之御達、右御禮之節供連様御達、右之節他國
 者召連不申様御達、進上之御樽代御達、右之節丸詰麻上
 下之御達、五節句揃刻限式日御禮受被遊候御達
一靈雲院様御征月御當日計之御慎、隆徳院様毎月御中小姓
 御寺参拝仕居候を、以來御物頭列以上参拝之儀、六月十
 八日御達
一御城御禮不参之面々七月朔日式日御禮跡二て、御受被遊
 候段、六月廿四日御達
一御城内竹ノ丸往來之儀、差帋付之外難相成、供歸り迎等
 家來計通候儀難相成段、七月三日御達
一近來浪人躰之者、町家へ立入合力錢をねたり取候儀有之
 候二付、たゝき伏押搦差出候様被及達候段、八月九日御
 達
一御家督御祝御能九月廿三日・廿七日拝見之儀御達、退出
 猥二罷立不申様御達、供連様御達、穏便ニ付御能延引御
 達
一靈感院様御一周忌御法會参拝等御達
一公義御日柄慎之儀、閏十月十日御達
一鷹野網懸等猥罷出不申様、閏銃がt十四日御達
一當暮手取米去暮之通被仰付旨
一當年は近十年來無之程之御損毛ニて、御勝手向之取計甚
 及御不足候へ共、御代替御初入之御時節ニも候間、手取
 米等は何分不限様被仰付、色々と及僉議右之通之由、御
 米之御手當御不足ニ付、時之双場を以代銀渡被仰付旨、
 十一月十七日御達
一公方様御法號浚明院様と奉稱段、十一月十四日御達、追
     メイ       ミョウ
 て浚明を浚明院様と御唱之御達
一孝恭院様御忌日、御征月御當日迄之慎被仰付候、臺徳院
 様御征月之御慎被仰付段、八月十日御達
一御在國年頭御禮、三日迄不参ハ七日ニ御受、三日之晩御
 謡初之儀、此節ハ御舊例之通出仕被仰付旨、十二月廿七
 日御達

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