読書と夕食

サワラの西京焼き＋シイタケの焼き物：スーパーで買った西京漬けのサワラ、大きめのシイタケに碁盤に包丁をいれて、ごま油をしいたフライパンで焼く。醤油をかけて

ホウレンソウのおしたし

ナスの味噌汁

午前中、ハローワーク１回目。手続書類をつくる。

植物の生存戦略について、第1ラウンドから第6ラウンドまで、まずは、対植物、つづいて、対環境、対病原菌、対昆虫、対動物、対人間と、たまざまなタイプの相手とどのような戦略で植物は戦ってきたのかについてわかりやすく書いている。

原始地球に単細胞の生命が誕生して以来といえば、植物は直系の子孫と言いたいところではあるが、もちろんそう単純にはいかない。植物の細胞にはさまざまな小器官があるが、DNAをもち植物の遺伝情報を伝える核のほかに、べつのDNAをもつミトコンドリアと葉緑体があって、これらは、もともとは別の細胞が取り込まれたものだ。とくに葉緑体は光合成をつかさどる植物の生態の根幹に関わる小器官である。現在の酸素に溢れた地球を作り出したシアノバクテリアが細胞に取り込まれたことが植物の誕生といえる。他の単細胞との共生が植物を生み、酸素地球を生み出したことになる。

本書で描かれる様々な相手との「たたかい」は決して相手を殲滅するタイプのものではなく、むしろ複雑な共生関係を作り出して共存していくといったほうがよいだろう。とても興味深く読んだ。