東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田んぼの生き物、どじょう他

2007年06月26日 | 生き物

 しばらくぶりに仕事が休みのため、18日に小学生達が田植えした田んぼを見回りました。今年は雨が少ないとはいいながら、田んぼの水がとても減っていました。調べてみると案の定、田んぼの畦に穴が開いており水がスースー流失していました。モグラかザリガニが開けた穴から水が出ているようです。さっそく畦を強くたたいて泥を塗るなどして応急処置をしました。
 この時期は小動物たちが活発に動き回り、モグラやザリガニなどのような土に穴を開ける動物が畦によく穴をあけます。近代的な田んぼではコンクリートで畦を作っているためこのようなことはありませんが、この田んぼは前近代的な田んぼなので仕方ありません。良く言えば、小動物たちと共に暮らしながら米作りしている田んぼです。

            子供達が田植えした苗はしっかり根付いています


 梅雨時期はいろんな小動物が活発に動いています。一番目に付くのはおたまじゃくしです。畦を歩くと靴の振動で人が来たことが分かるのでしょうか、いっせいに畦から離れるように泳ぎだします。タニシはマイペースでのろのろと田んぼの泥の表面をなめるように移動しています。水スマシは忙しそうに水面をくるくると回っています。どじょうは泥の煙幕をたてて一瞬のうちに泥の中に隠れます。動物それぞれの得意な隠れ方で逃げます。
 明日、病院のお年寄りに簡単な田植えをしてもらうのですが、その時に懐かしんでもらうための小動物を捕まえました。捕まえたのは、おたまじゃくし,タニシ,どじょう,水スマシなどです。

    お年寄りに見せる、どじょう、おたまじゃくし、タニシなどの田んぼの小動物

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