東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

年末、しめ縄作り

2007年12月30日 | イベント,行事

 毎年、自宅のしめ縄は自作のものを飾っています。今年は古代米(赤米)のわらを使って作ることにしました。昨年は普通のうるち米のわらを使っていましたが、最近のお米は背が低いためなかなか良いしめ縄になりません。市販のしめ縄は、背が高いお米の品種です。しかも、穂が出る前にしめ縄専用に刈り取ったものだとのこと。

             しめ縄にした古代米のわら


 乾いた穂付きのわらを数十束選び、木槌でたたいて柔らかくします。そして、株元を細い縄で縛り固定します。そして、束になった藁を根元から三等分します。その個々の束をよりながら巻きこんでいきます。

          三等分したわら束を、撚りながら互いに巻き込む


 普通の縄は二等分して互いに撚り合わせますが、しめ縄は三等分したものを撚り合わせるのでより難しくなります。三等分したわらを撚りが解けないようにね左手で持つように押さえます。それが一番難しいところです。

             だんだん形ができてきたしめ縄


 しめ縄が出来上がると一本の縄になります。この縄をくるりと巻いて止めます。これで完成です。今年は、稲穂を残したしめ縄にしました。一年に一度しか作らない縄ですので、なかなか上手にできませんが自家用には最適です。出来上がると火であぶって余分なわらくずを取り除きます。そして、わら束でこするようにして磨いて完成です。

        ほぼ完成した自家製しめ縄(綺麗に磨いて大晦日門に飾る)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする