東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

東京薬科大学生の脱穀作業

2008年10月29日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 28日午前の別所小学校の稲刈り・脱穀体験が済むと、午後からは東京薬科大生による稲の脱穀作業などの支援をしました。
 最初にした作業は、26日に脱穀した籾が湿っていたため、その籾をビニールシートに広げて天日に当てて干す作業です。むしろやござで干すのが一番いいのですが、ビニールシート(透湿性がないので本当は良くない)しかないのでこれで代用しました。

            ビニールシートに籾を広げて天日で乾燥


 脱穀した稲は26日に田んぼから脱穀機のそばに運んだものです。26日以降雨が降らなかったため、比較的よく乾燥していました。発動機の重いエンジン音が山に響く中、もくもくと脱穀作業をしました。

          籾を干しつつ、最初は一人でもくもくと脱穀作業


 脱穀機を動かした発動機は昭和30年代の製造のものです。戦前の発動機(ディーゼルエンジン)はエンジンオイルの循環が悪いため、今回は動かすのは止めました。循環が悪いのはエンジンオイルの量が少ないためです。田んぼからの帰り際、お店に行ってエンジンオイルを買いました。次回脱穀時に発動機に入れるつもりです。

  脱穀機とそれを動かす発動機       脱穀機からワラのゴミを排出
 

 脱穀作業を続けていると、ASIATOのメンバーがやって来ました。人数が増えると一気に作業が進行します。青空の下、発動機のポンポン言う音を聞いたり、遠くの山の始まったばかりの紅葉を見ていると、晩秋の季節を強く感じます。

               遅れて参加したメンバーと脱穀作業


 脱穀した籾を学園祭(1~3日)で使う日が刻々と迫っています。学園祭で使う量のお米は確保しなければなりません。夕方近く、脱穀した籾を3年生とその保護者で籾摺りをしました。

           3年生とその保護者による今年初めての籾摺り作業

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