東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

フキノトウの採取と調理

2010年02月24日 | 花,野草



 毎年のこの頃、私の庭にフキノトウが出てきます。この出たばかりのフキノトウを食べるとようやく春が来たことを実感します。このフキノトウ、のんびりしているとすぐにとうが立って花になります。がくが開かないうちに採取して天ぷらにして食べました。

         枯れ葉に覆われた地面から顔を出したフキノトウ


 フキノトウにはいろいろ種類がありますが、我が家に植えているフキは近所に野生しているフキの根を移植したものです。なお、秋田県に自生する大型の秋田フキは有名です。フキは繁殖力がとても強く、我が家の庭は夏になるとフキの葉で埋め尽くされます。

   花が咲きかけのフキノトウ            採取して食べたフキノトウ
 

 フキノトウを採取すると水で洗います。最初枯れ草などのゴミが洗い流します。外側のがくは茶色く変色していることが多いため取り除きます。また、がくの内側もきれいに水で洗います。

           水できれいに洗っている、薄緑色のフキノトウ
 

 水できれいに洗ったフキノトウは、いったん布巾で水気を取り除きます。そして、小麦粉を溶いた水に入れてかき回します。これで天ぷらの準備はできました。

    水気をとったフキノトウ            小麦粉を溶いた水に入れる
 

 油を適度に熱した後、いよいよフキノトウの天ぷらの開始です。熱い油の中にフキノトウを入れると激しく油をパチパチはじきます。注意しないと、熱い油が手首などにかかって火傷になります。

            油のなかで激しく揚がるフキノトウ


 フキノトウは野草です。動物に安易に食べられないように苦味(あく:一種毒の成分か)があります。人によっては苦味をより強く感じるようです。職場の同僚にこのフキノトウをあげましたが、苦味が体に合わず体調を崩していないか心配です。
 むしゃむしゃ大量に食べるのではなく、早春の味を楽しむ程度食べるのが妥当のようです。今年は大量に食べ過ぎて、苦味が一日中体から抜けず失敗して私でした。

                 天ぷらにしたフキノトウ、美味しそう!

コメント
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