去年収穫したお米の残りをすべて籾摺りして精米しました。最初に古代米の一種の赤米を籾摺りしました。このお米は籾に長いのぎ(ひげ)があるため、籾摺りの時に投入口に籾が詰まります。このため、少しずつ籾を入れなければなりません。
古代米(赤米)の籾を少しずつ投入しているYさん
赤米とは言うものの、籾は赤いのですが籾摺りして得た玄米は茶色をしています。品種改良する前のお米ですので美味しいとは言えません。赤くてきれいな穂を鑑賞するために毎年栽培しています。
赤米の籾を少しずつ投入 籾擦りされた赤米を排出
一回目の籾摺りでは籾が取れない赤米が混じります。もう一度籾摺りすると玄米だけになります。赤米は精米すると白くなり普通の白米と区別できなくなります。このため赤米は玄米だけに加工します。そして、普通の白米と混ぜて食べます。
2度籾摺りする赤米の玄米 今度は籾殻ゼロの玄米
赤米の籾摺りが終わると、排出された籾殻を回収しました。赤米の籾は赤いため普通のお米の籾殻のように燻炭にする必要がありません。とても貴重です。
籾摺り機の外に排出された籾殻を回収(下の写真は普通米の籾殻)
赤米の籾摺りが終わると、今度は普通米のうるち米(品種:キヌヒカリ)の籾摺りをしました。籾摺りが終わると赤米と同様に籾殻を回収しました。そして、精米機で精白しました。今回の籾摺りと精米で去年一年間に収穫したすべてのお米を食べられるように加工しました。
精白度は90%に 精白されて排出される白米