15日夕方、田布施町大波野にある誓立寺の盆踊りに行ってきました。これまで、各地の盆踊りに行ってきましたが、誓立寺が本来の盆踊りの形を残しているように思いました。お盆には元々、ご先祖様の魂が里に下りてきて一緒に過ごす意味があります。盆踊りが始まる直前、誓立寺のご住職様から「お盆」の言われなどの法話がありました。
ところで。誓立寺の盆踊りはこじんまりとしており地域にとても密着しているように思いました。ほぼ全員の方々が、自主的に自然体で踊りを楽しんでいることがとても新鮮でした。一方、麻郷や城南などの盆踊りはどちらかと言うと、お祭りやフェスティバルに近いように思いました。
盆踊りの準備が進む 暗くなり提灯に明かり 盆踊り直前ご住職の法話
盆踊りは19:30頃に開始されましたが、その盆踊りの準備中に同級生のK君やM君に出会いました。また、先日の大波野ウォーキングの下見時にお世話になった上段のYさんにも出会いました。さらに、大波野神舞をしているOさんやTさんにも出会いました。Oさんは嵯峨音頭の太鼓を叩いておられました。Tさんは発明クラブでいつもお世話になっています。今回たくさんの出会いがありとても嬉しく思いました。
炭坑節に続いて嵯峨音頭を輪になって踊る大波野の方々
最初の踊りは炭坑節です。そして、次に嵯峨音頭でした。音頭くどきは「那須の与一」でした。これは、平家物語の一説にある那須与一の出世物語です。時代背景を考えると「えびやのじんく」よりも古いと思われます。この那須与一の立身出世物語が、盆踊りで延々と音頭くどきとして歌われるのです。これまた味のある嵯峨音頭でした。
大波野神舞のOさんによると、竹尾付近で踊られていた嵯峨音頭を数十年前に大波野に導入したそうです。そして一時期、城南に嵯峨音頭を教えていたことがあったとのこと。なお、納所の浄泉寺でも嵯峨音頭を踊っているそうです。今年は行くことができませんでしたが、来年はぜひ行ってみたいと思います。
全員に近い方々が輪になり踊る 踊りの休み時間、お店が開く