東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

試行錯誤中、紡いだ単糸を間違って双糸に紡ぐ(2/5)

2022年01月04日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 今日も朝から箱根駅伝をみました。私が応援する中央と青学、青学は見事優勝しましたが、中央は最後の区間で追い抜かれて6位でした。残念でしたが、シードは確保しましたし、ハラハラしながらも楽しませてもらったので良しとしました。
 さて、先月双糸の紡ぎ方を間違えました。そのため、糸を双糸にする上で必要な撚りの知識(上撚り、下撚り、Z撚り、S撚り)を実際に確認してみました。毛糸は細くて見えにくいので、ワラを撚って確認しました。先月しめ縄を作った通りにワラを撚ってみました。すると、これまで自分でまったく気が付かないで、下撚りはZ撚りで上撚りはS撚りにしていました。毛糸だろうがしめ縄だろうが、こう撚ると丈夫な紐になるようです。不思議なのは、遺伝子は下撚りも上撚りもZ撚りになっているようです(2重らせん)。だから遺伝子は細胞内でほどけやすいのでしょうね。

         ワラを使って、撚りの関係を実際に確認


  しめ縄の撚りを確認し終わると、実際に私が紡いだ毛糸(単糸)を観察しました。もちろんZ撚りになっています。これは繊維が右回りに撚ってあることを示します。足踏み紡ぎ機のボビンを右回りに高速回転させて紡いでいるため当然の結果です。そして、その単糸2本を合わせて紡いだ双糸を見ました。ボビンを右回りに回転させてつむいだためZ撚りになっています。だから失敗作の双糸なのです。

  紡いだ毛糸(単糸)      Z撚りの単糸      Z撚りの双糸
  

 下撚りも上撚りもZ撚りにした糸の状態を確かめました。まずは、ワラ縄を下撚りも上撚りもZ撚りにしてみました。すると、ちゃんとした縄になりません。二つの単糸がねじれ合わないのです。私が誤って紡いた双糸も、二つの単糸が撚り合わず分離してしまいます。せっかく紡いだ双糸、きっぱりと捨てるか撚り戻してS撚りに紡ぎ直すかです。
 せっかく紡いだ単糸なので、双糸を解いて単糸2本に戻そうかと思っています。多大な手間ですが勉強代です。再度、今度はS撚りにして双糸を紡いでみようかと思います。

  下撚りも上撚りもZ撚りのワラ縄     単糸が分離してしまう失敗作の双糸
 

コメント
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