東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

わら細工講習会(ほぼろの製作)の準備(1/4)

2023年08月08日 | ふるさと

  8/20と8/27に麻郷公民館で伝統わら細工民具ほぼろの製作講習会を開催します。8月の町広報に出ます。この講習会は小規模のを含めて7回目となります。前回は観光協会の芝生で開催しました。
 この7回目講習会の準備に取り掛かりました。まずは、材料であるわらの事前加工をしました。本来ならば製作直前にわらを叩いて柔らかくするのですが、すぐにわらを使えるように事前加工しておきました。今回は足踏み脱穀機でわらのはかまなどを取り除き、車でわらをひいて柔らかくしておきました。

          車でひいて柔らかくしたわらを袋に詰める


 私が子供の頃、木槌でわらを叩いた柔らかくしていました。しかし、私は車に引かせて柔らかくしています。たくさんの方々に講習するためには多量にわらが必要です。いちいち木槌を叩いていては時間が足らないのです。
 さらに、はかまを取るために私は足踏み脱穀機を使っています。千歯こぎを使っている方もいます。最後にわらの高さをそろえるため押切りを使います。

  脱穀機ではかま取り    庭帚で綺麗に清掃    わらを車の後ろに敷く
  

 わらを車の後ろに敷くと、車をわらの上で前後に動かします。わら全体が柔らかくなるように、何度かハンドルを左右に少しきって車を振ります。柔らかくなった頃を見計らって車を車庫に収納します。そして、柔らかくなったわらを袋に詰めます。これでわらの事前加工が終わりました。次は参加者人数分の編み台をそろえ、それに使う必要数の駒を用意します。

 車を前後に動かしてわらを柔らかく    わらを下に見ながら車を動かす
 

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