東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

ようやく採集したインド藍の種子

2024年01月05日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 インド藍を4年前から栽培しています。藍染めに使う栽培植物なのですが、やたら寒さに弱いのです。熱帯や沖縄で多く栽培されているようで、田布施町が栽培の北限ではないかと思われます。
 田布施では5月にならないと畑に直播できません。そのため、3月の終わりに温室で育苗します。そして、5月の終わりに畑に移植します。それでも成長が遅く、7月になってからようやく成長し始めます。そのため藍染めに使う葉は8~10月に収穫できます。花が咲くのが遅く、12月にようやく採種できます。とても栽培しにくい植物です。

       鞘がカサカサ音をたてるようになって、ようやく採種可


 日本で多く栽培されているタデ科の藍は秋になると枯れてしまいます。しかし、唯一インド藍の利点は晩秋になっても葉が枯れないことです。そのため、このインド藍を11月の成器塾で藍の叩き染めに使うことができました。ただこのインド藍の藍染めへの適用方法を良く知りません。タデ科の藍のように、乾燥した葉で藍染めできないかと思っています。
 インド藍は日当たりの良い場所でないと成長できません。そして、背が高くならないと花か咲かず種子ができません。そのため、育苗と移植の時期にとても気を使い、かつ一番日当たりの良い畑で育てています。

  鞘はとても硬く、採種時指が痛い      マメ科らしい形の種子
 

コメント
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