白鳥古墳の後円部を見た後、前方部の頂上に鎮座する白鳥神社に行きました。考えてみると、地元の著名な神社はだいたい8~9世紀に作られています。神社が作られる直前は古墳が多く作られていました。しかも、大和王権に認められた前方後円型の古墳が多いのです。地域の族長一族のお墓としての古墳です。
その後、大和王権の権威を持つ神社が盛んに作られるようになり、逆に古墳が作られなくなるます。神道の象徴である神社は天皇制と結び付けられています。神社を通じて精神的な日本の統一が完成していったのではないかと思います。そんな事を考えながら、白鳥古墳を見学しました。
長い海岸線の佐賀漁港周辺をウォーキング
白鳥古墳を参拝し終わると、佐賀漁港を含む佐賀の海岸に出ました。下見の時に立ち寄った中川商店はお休みでした。休日なのにお店はお休みです。以前私が暮らしていた東京では、休日こそ稼ぎ時なので商店はすべて開店していたように思います。都会と田舎では開店に関わる考えが違うのですね。中川商店を過ぎると、海岸の砂浜が見えてきました。
白鳥神社の前方部斜面 不思議な石の祠 佐賀の海岸の砂浜
波が打ち寄せる砂浜に出てみました。海の向こう側に馬島や刎島が見えました。左方面に視線を移すと佐合島が見えました。砂浜で立ったまま休憩後、佐賀漁港に向けて歩きました。とても高い堤防が視線を遮ります。防潮堤でしょうか高さが4m以上ありそうです。その堤防に沿って佐賀漁港に向かっていると、左側に変わった形の石が鎮座した祠がありました。
サウナ部屋らしい大きな樽小屋 丘の上に鎮座する明神社
佐賀漁港が近づくと、たくさんの大きな樽が見えてきました。下見した時は、単なる休憩小屋かと思っていましたが、どうもサウナ部屋として使う樽小屋とのことでした。春にも名所としてイベントを開催するのではないかと思われます。佐賀漁港に到着する直前、その樽小屋の近くにそびえる山に鎮座する明神社に行きました。樹が生えていなければ景色は抜群ではないかと思います。明神社から降りると佐賀漁港はすぐそこです。
佐賀漁港周辺の遺跡巡りをしたウォーキングコース