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競争的価値への囚われ

2005年06月17日 | 読書
他人と「比較」されることにとどまらず、自分自身のなかにあっても、「できない」ことより「できる」ことの方が価値があるという競争的価値への囚われによって、「できない」ときの自分自身が否定されてしまう。「比較」することでの序列化と、「序列」づけられることでの「自己否定」に敏感に反応するのである。
深澤広明「現代教育科学 2005.7」(明治図書)


「自己否定」をエネルギーに変えられる強い子を育てたいと思う。
目の前にある「競争」や「序列」は
目的ではなく、方法やツールであるという意識を
まず教師自身が持ち、使いこなせるようにならなければ…。