すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

教育版゛総合芸術゛

2005年06月20日 | 読書
杉渕氏の授業は、昔ながらの教師としての厳しい一面を保ちつつも、あるときはディズニーランド、あるときはドラゴンクエスト、あるときはポケットモンスターと、エンターテイメント性を大胆に取り入れ、同時に巧みな話術やパフォーマンス、小道具をも用い、子供たちとのやり取りすらも演出効果として利用する、教育版゛総合芸術゛なのだ。
出来斉「検証学力向上」(プレジデント社)


かつて「芸術的な授業」という言い方があったように思う。
久しくそんな言葉を使ったことがないし
私がイメージできるとすれば、
どちらかといえば静的な風景が思い浮かんだりする。
杉渕氏の授業は、そのイメージと対極にあった。