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追い込んでノセル

2008年01月26日 | 教育ノート
 校内研修用にと久しぶりにパワーポイントで資料作成をしたのだが、流れ優先の準備になってしまい焦点化できなかった。内容を俯瞰してみると切り口はたくさんあったのに…と反省が多い。「盛り込み過ぎ」という課題はいつまでもついてまわる…

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 縷述「つながる授業」31

 先日の校内研修で取り上げた「音読」について、だいぶ急ぎ足の説明でしたので後から振り返ってみて、重要な点が抜けたなあと反省しました。強調すべきとチェックしておいたメモに、次のことがありました。

 緊張感を持続させる →【教科書から目を離さない設定をする】【評価をきめ細やかにする】

 活動を組み立てるうえでのポイントを「分量」「人数」「交代」「順序」「選択」「付加要素(発展)」と示しましたが、いずれの段階でもだらだらと行っていては効果は望めません。
 テンポをあげて繰り返しで徹底すべきです。
 目を離せなくするためには「変化」が必要です。評価は「誉める」だけでなく、端的に「課題を言う」ことで学習させていく面もあります。これだけの人数であれば、音読練習を5分もやれば、集中して疲れたという声(実際は脳機能が活発化している状態)が上がっても不思議ではないでしょう。子どもを追い込んでみましょう。

 質疑でも話題になりましたが「1回で指示が通らない子」や「やだ、面倒くさいと口にする子」に対しては、音読であれ辞書引きであれ、その場でいちいち対応していくことはマイナス要素が強いはずです。表情豊かに?無視して、活動に入ることが学習量を保障することだと思います。(もちろん個別対応は必要です)。
 能力差は確かにあるでしょうから、同じ形式を同じパターンで続けるのではなく、様々な設定を豊富に示し不得手な子がノッてくる場面を作りすかさず評価する…そうしたことの繰り返しが大切で、近道はないような気がします。
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