すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

時の征者に憧れ

2008年11月14日 | 雑記帳
 通勤の車の中で、珍しく洋楽(死語ですか)を聴き込んでいる。

 ジャクソン・ブラウン

 自分にとっては三十年以上前のヒーローだ。
 買い集めたレコードをほとんど処理してからも、時折CDなどを手にとり、また少しずつ集めている。
 しかし、今回ほど続けて聴いている時期はなかったなあ。
 新アルバムのタイトルに惹かれた。

 時の征者

 「征者」という言葉は、辞典には載っていないようだが、征服者ということらしい。
 めったに歌詞カードも見ないのだが、少し気になって開いてみた。
 中川五郎の訳で、標題曲は次のような言葉を語っていた。

 ぼくの心の中の揺るぎないひとつの思い
 それは揺るぎないものはまだ何もないということ
 ・・・・・・
 時は運命の車 時は征服者

 ジャクソンも60歳。こんな青いこと言っているようじゃ、と思ってしまうが、それが魅力なんだろう。
 雑誌のレビューに寄れば、「その歌声は今が絶頂期」とすら言われている。
 確かに、変わらないように聴こえるその声だが、艶が増しているようにも思う。
そのあたりに、聴きこませる何かがあるのか。

 「いよいよ自らが進むべき方向を見定めた」とも言われるジャクソン。
 来日公演があると聞いたがネットであたったら、もう既に売り切れ。
 地味ではあるが、やはり結構憧れた人はいたんだね。