すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

書きとめておきたい言葉たち

2009年09月28日 | 雑記帳
 今月もあと数日。書きとめておきたいいくつかのことばに出合った。

 初旬だったろうか、朝のトーク番組でリリーフランキーはこう言った。

 人間って、こわいものに名前をつけて、こわさを和らげてきたでしょ。

 名づけの意味の深さを考える。生きていくうえの大きな知恵のように思う。


 日本一の金持ちの言葉として聞けば鼻持ちならない気もするが…。
 あのユニクロの社長屋柳井正は、ビジネス誌インタビューに答えて、こう言った。

 ある種の楽観性を持って、能動的に動いた人だけが、次の時代の勝者になれる。
 
 「勝者」の意味をどこに見出すかではあるが、楽観性、能動的という言葉はこの流動的で不透明な時代にとって、一つ大きな方向だと思う。明快な指針だ。


 プロ野球楽天イーグルスの草野大輔が、スポーツライター二宮清純のインタビューに答えて、次のように言う。

 最近のピッチャーは(略)いろいろな球種を投げてくるので、タイミングを崩されても対応しなければならない。『遊び』がないと対応しきれないですね。
 
 バットの握りの変化による力の伝え方を語っているのだが、『遊び』という言葉の意味に深さを感ずる。
 おそらくは、対人間という場においても通用できることではないか。