すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

この齢で人生初の…

2009年09月26日 | 雑記帳
 午後6時ちょうどに学校の玄関を出ると、夕闇の中に月がぽっかり。
 雲はかなたに少しある程度で、いい星空になるだろうと思った。
 ふと、昨日聞いたラジオで、「人工衛星が肉眼で見える」という話題を思い出した。

 時間帯はちょうど6時過ぎの数分間と言っていたなあ…もしかしたら、あそこなら見えるかもしれないと、ふだんは通らない農道を選んで車を走らせた。

 直線道路の端に6時5分前ぐらいに車を停めた。
 方角は失念してしまったが、ほぼ360度見渡せる地点なので何とか見えないだろうかと目を凝らしてみる。

 月の他には、輝く星が2つか…えっ、あれは動いているのか、と思ったがそれは自分の錯覚らしい。

 もう一つの方だ!
 北から東へ確かに動いている。真下の建物を基準にするとはっきりわかる。飛行機のような点滅ではないし…。

 ああ、これが…と一分ほど眺めていると、雲に遮られたように消えてしまった。

 この齢になっても、人生初体験のことはあるものだなあ、とふと思う。それがどうした、という気持ちもあるし、もっと天文の知識があったら興味深く心にとめるのだろうか、などとも考えた。

 家に帰ってネットで調べたら、こんなサイトがあることも知った。
 確かにその時間帯に通ったことも確認できた。

 別の何かでなかったことにほっとしながら、自分の知らないことのあまりの多さに今さらながらに愕然とするわけですよ。