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何でも力で言い切ってしまうか

2009年09月12日 | 雑記帳
 「○○力」のイメージは私にとっては齋藤孝明治大教授という印象なのだが、分析をしている人はいるもので検索したら、こんなページを見つけた。とても面白い。

 日本語の造語力!の強さをつくづく感じるのだが、最近出た「がっかり力」までいくと、どうも行き過ぎとは言えないだろうか。

 JACKYさんの分析でも「和語(訓読み)+力」という形の不自然さに触れているが、がっかりは副詞だろうし、何でもありに突入した感じだ。

 思いつくままに挙げてみよう。

 「すぐ力」
 「ゆっくり力」
 「およそ力」
 「もっと力」
…いや、なんとなくイメージできてしまう(他の言葉と置き換えがききそう)から不思議だ。

 やはり「力」という言い切りの強さは、他の言葉を呼んでしまうのだろうか。そこに「力」とかけ離れた言葉を使うことで新しい主張のある言葉が誕生するということか。

 「祖父母力」…祖父母参観日だったので、挨拶に使わせてもらった。
 女性評論家の樋口恵子氏の言葉だそうである。
 そこには主張があるように思うし、それはそれでいいのかなと思う。インパクトの強さは標題に求められるわけだから。

 今、自分に必要だと感じていることを、○○力と言いきってしまい、毎日唱えてみたら、湧きあがってくるかもしれませんよ。

 って結局肯定してしまったか。
 「思い込み力」が強すぎる。