すぷりんぐぶろぐ

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キーワードを見つめ,示して

2012年04月03日 | 教育ノート
 新しく赴任した学校に掲げられていた三つの大きな額。
 地域の方が書かれた大書がある。

 「敬愛」 「健康」 「勤勉」

 昭和13年に定められた,いわば校訓のようなものである。
 また,昨年度の経営案を開いてみると,次のような三つの畳語が教育目標とされていた。

 にこにこ  きびきび  どんどん

 これは昭和60年に三つの校訓を児童向けに提示したものだという。
 三十年近い伝統を持つ言葉に容易に手をつけることはできない。「徳育・体育・知育」を表すフレーズとしても十分だろう。

 ただ,その下に書かれてあった「心ゆたかに…」という文言は,その繰り返しにも感じるし,一般的のように思えたので,次の言葉に変更して提案した。

 共に学び,共につくる力を伸ばす

 子どもの成長を保障する学校の役割を改めて見直すと,「共に」という言葉は外せないと考えた。
 「学ぶ」「つくる(多義的な要素が強い)」という二つを並べることも大切だ。

 経営の姿勢として,次のようなキーワードを示す。
 校名にある「川連」の文字から浮かんだイメージを使った。

 川上を考え

 流れをつくり

 川口を見据える


 多分に比喩的になるが,教育の仕事に欠かせない要素が盛り込むことができる。
 それぞれに三つほどの観点を持たせた。
 まだ少しこなれていない,深められていない気もするので,今日以降いろいろと書きながら,具体的な姿にしたいと思う。

 そして,最後に「蛇足」として2008年に記した「感情労働者」のことを少し話した。
 http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/895f968e709d0d175d9dc2695dc1726b

 こうしてスタートをきる。今年も頑張ろうと思う。