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命がけで言葉に向き合う

2012年04月19日 | 雑記帳
 「おぎゃーっ」と産まれてきたときには、まわりは全部、他人の言葉ですよね。
 お母さんでもお父さんでも、誰でもね。
 赤ちゃんは、人の言葉を聞いて、だんだん覚えていく。
 つまりはじめは、言葉は完全に他人のものだった。
 では、いつ、自分のものになるんだろう。
 

 谷川俊太郎(対談「詩人の命がけ」より)
 http://www.1101.com/tanikawa_inochigake/index.html

 ズシンと手応えのある対談だった。

 言葉の達人と呼べる人こそ、言葉との距離を正確に計っている。
 言葉の大きさをちゃんと知っている。

 知らないのに、知っているふりをすることだけは止めようと思うのだが、それを時々忘れてしまう。