すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

四週目、ちょいと一息

2012年04月28日 | 雑記帳
 連休を待ち焦がれていたわけではないが,正直ほっとしている。
 ブログへの書き込みは,ある意味自分のバロメーター。ここしばらくはぐんと落ちたのは,花粉もひどいしバタンキューの頻度が多かったからだ。

 三年ぶりの転勤だったので,やはり留任しているときよりは量的にも仕事は多いし,ちょっと立ち止まって考えなければならない事項が結構あったなあと思う。

 つまり「引き継ぐか,手直しするか」という点である。
 振り返れば,結構多くのことが決められ,軌道に乗った一か月だが,自分が考えたことの判断の基準はなんだったのか。

 ひとつは間違いなく「何のためにしているかが明確かそうでないか」。
 何事も目的を持って始められているが,人は時にして「そのまま踏襲」というひどく効率的な手段を用い,まったく別の方向に作用していたなどということもある。

 例えば、ちょいと口を出したのが教室掲示である。
 共通の掲示物があることは珍しくないし,悪いことでもないだろう。
 しかし,それが活用されていなければ,ただ目障りな?文章や図があるだけで,かえって学習活動の障害にならないか。

 また,そこに書かれた言葉が本当に実現可能かどうかという吟味も大事だ。
 もし「すべてに一生懸命がんばろう」というような目標が掲示されている教室があるならば,それは言葉への冒涜,信頼を逆に失わせるといった話を,我が師より聞いたことがある。
 美辞麗句に走りやすい教育界への警句でもあろう。

 目的は何か再考する…今,本当に大切だと思う。

 目標ばかりが乱立していて,子どもたちの行き着く場所は依然として靄の中だったりしないか。少なくとも,行き着かせたい場所のイメージを明確に思い描いていることは必要ではないか。
 先行きの不透明さや閉塞感ばかり評論家のように唱えたって仕事は進まない。

 その姿を見据えたとき,そういうルートを示しているか,方法や手順は有効か,考えるべきことが浮かび上がってくる。

 そうあろうとして、見直した4月…半分ぐらいかなあ。