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覚え書き「流れ」

2012年04月05日 | 雑記帳
 「流れをつくる」

 次の三つをポイントとする。

・水路を設ける          

・流れをコントロールする

・澱みに目を向け,手入れをする


 三つの「川上」から考えた,水路をどうつくっていくか。
 学級経営,授業づくり…それらの指導計画というには容易いが,子どもたちにとってその路が楽しく,活気あるものになるために,変化をつけるということが大事かもしれない。
 ただ,基本はスムーズな流れを目指すことになろう。
 ここはいわゆる「縦糸」の部分と言っていいかもしれない。

 しかし,その水路の変化における流れの緩急,遅速が極端に広がったりすることで,大きな乱れが生ずることはさけなければならない。
 また一部に澱みが出来て,沈滞傾向になったり,はじき出される要素が出ないように気を配ることも大事だ。
 そう考えると「横糸」を強化する部分か。

 教師の腕の見せ所は,この「流れをつくる」所にあると言ってよい。
 多くの先行実践に学ぶべき,学んで有効な箇所だと考えられる。
 しかし,あっちのよい所,こちらのこの部分と「つまみ食い」的な感覚で取り入れようとすると,ギクシャクしてしまうことも頭に入れるべきだ。

 誰かに,何かに傾倒したら,一定期間は徹底してみること。
 真似をするならきちんと真似をする,この心構えを持たない学級づくりや授業実践はどこか危うい…これは今までの経験則である。

 自分を出したい気分に左右され,「出したい自分」など実は本当に小さい存在であることに気づくまで結構時間のかかった私の,苦い結論でもある。

 なんだか覚え書きから繰り言になっていくようだ。