すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

土壌の見きわめということ

2012年07月05日 | 読書
 悪い土壌に上からデザインの種をまいても,社会的に問題のあるデザインがどんどん芽を出してしまう。ということは,よいデザインが生まれる土壌を作らないとよいデザインは生まれないということ。
 ~ナガオカケンメイ 『自遊人』2012.8 インタビューより~

 無農薬野菜栽培を始めた父親の話から考えついたことらしい。
 とても納得できる。

 私たちの仕事も,勤務校のある地域という土壌の見きわめが大事だ。
 しかし,たかが数年で土壌改善など無理なわけで,そうすればその土壌にあった,性質を生かした種が求められるのではないか。

 種自体の品種改良は,いわば教育手法のあくなき改善。
 そこに育たないものを無理やり実らせようとするのは,無謀とさえいっていい。