すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

学期末の短歌づくり③

2012年07月22日 | 教育ノート
 終業式前日となった6年生の授業。
 時間的に余裕(70分ぐらい)があったので,導入で「喜怒哀楽」という人間の代表的な感情について,ちょっとやりとりしながらおしゃべりをする。
 ここはストレートに「一学期の忘れられない思い出」として,楽しいだけでなくくやしいことなども含めてみようということで書かせてみた。

 結果,題材としてはやはり修学旅行が多く,次は部活動関係だった。
 それは無理のないことだろう。子どもからは家庭内のことでもいいかといった質問もあったのだが,なんとなく横並びになってしまった。

 今回は,書くための材料として,メモさせてから作品に仕上げる形式をとった。時間がなければできないことだが,やはり,メモを見ながらこちらで助言してやると,スムーズに進むようだ。
 六年生ということもあるが,やはり取りかかりとなるいい言葉を見つけ出して,薦めてやることが,イメージをつくるのに役立つようだ。

 部屋の中まくら投げして大暴れおらあとったぞどこまで続く

 Kスタで大きな声で応援し夜空に飛んだジェット風船

 パイラット一番後ろに乗ったとき高い景色に風が聞こえる
 

 試合後にチームメートが泣き叫ぶまだやりたいよみんなで野球

 あともう一歩の作品が続く。

 久々にやってみて,改めて短歌づくりの構想を練ってみようかという気になっている。
 また自分も作ってよいのかな…そんな新芽も出てくる。