地域の方が、『葉っぱのフレディ』を高学年に読み聞かせてくれていた。
ああ、懐かしいなあ、この季節にぴったりだからなあと思った。
終わった後もひとしきりその話題をして、帰宅してから書棚を探してみた。絵本はごくわずかしかないので、すぐ探せた。
後付けをみると、発行の翌年1999年に買ったようで珍しく日づけをも入れている。
「11.9」とあった。
もう廃校となりその名前ではないが、統合校舎として今も残っている山の小さな学校で、5,6年生に読み聞かせたことがあった。
改めてめくってみると、ああここが好きだったと思いだした。
フレディの親友であるダニエルの言葉だ。
「生まれたときは同じ色でも いる場所がちがえば 太陽に向く角度がちがう。風の通り具合もちがう。月の光 星明かり 一日の気温 なにひとつ同じ経験はないんだ。だから紅葉するときは みんなちがう色に変わってしまうのさ。」
なんとなんと。
歳を重ねれば重ねただけ、沁みてくるような言葉ではないか。
そう言えば、森繁久弥の朗読CDもあったはずと探したが、見つからなかった。
朝、国道から学校へ入る桜並木は、紅葉の時期を過ぎかなり葉を落としている。
その落ち葉も見ていると、当たり前だが一つ一つ形も色も違っている。
この後、風に吹かれ、雨に打たれ、細かくなって、土に還っていくのだろうか…などとしばらく見ていたら、校舎に入る間際に同僚に何をしていたか尋ねられた。
「濡れ落ち葉に我が身を重ねて…」と寂しく笑ってみせたら、「またあ」と笑い飛ばされた。
落ちて濡れて,なお,魅せてくれる造形はあった。
http://spring21.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-a9c3.html
ああ、懐かしいなあ、この季節にぴったりだからなあと思った。
終わった後もひとしきりその話題をして、帰宅してから書棚を探してみた。絵本はごくわずかしかないので、すぐ探せた。
後付けをみると、発行の翌年1999年に買ったようで珍しく日づけをも入れている。
「11.9」とあった。
もう廃校となりその名前ではないが、統合校舎として今も残っている山の小さな学校で、5,6年生に読み聞かせたことがあった。
改めてめくってみると、ああここが好きだったと思いだした。
フレディの親友であるダニエルの言葉だ。
「生まれたときは同じ色でも いる場所がちがえば 太陽に向く角度がちがう。風の通り具合もちがう。月の光 星明かり 一日の気温 なにひとつ同じ経験はないんだ。だから紅葉するときは みんなちがう色に変わってしまうのさ。」
なんとなんと。
歳を重ねれば重ねただけ、沁みてくるような言葉ではないか。
そう言えば、森繁久弥の朗読CDもあったはずと探したが、見つからなかった。
朝、国道から学校へ入る桜並木は、紅葉の時期を過ぎかなり葉を落としている。
その落ち葉も見ていると、当たり前だが一つ一つ形も色も違っている。
この後、風に吹かれ、雨に打たれ、細かくなって、土に還っていくのだろうか…などとしばらく見ていたら、校舎に入る間際に同僚に何をしていたか尋ねられた。
「濡れ落ち葉に我が身を重ねて…」と寂しく笑ってみせたら、「またあ」と笑い飛ばされた。
落ちて濡れて,なお,魅せてくれる造形はあった。
http://spring21.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-a9c3.html