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ひっ迫が突然で、あれもこれも

2022年03月24日 | 雑記帳
 3月22日。知識の中途半端さを自覚しながらの正直な気持ちを…。

 昼までは、東京電力の「電力需給ひっ迫警報」なるものをTVでぼんやり見ていたが、帰宅してつけた画面に「東北電力」の文字も見つけてちょっと驚いた。ニュースを読むアナウンサーは「スタジオのライトも節電しています」と語り、「一室に集まって暖房を」「節電するには」等と、テロップがずっと流れ続けている。


 政府担当者の記者会見を見ても「お願い」ばかりで、原因、理由の類がどうも伝わってこない。先週の地震の影響という語もどこかズレている。もちろん電気を貯めておくことができないのは知っている。だから需給計画にそって運営するのだろうが、気温が下がる予測にも対応できないそんな脆弱なシステムなのかと思う。



 不意の災害やトラブルなら理解できる。しかし、これってシステム構築もしくは運用や判断のミスではないのか。発し方が急すぎる。様々な要素が重なってそうした事態に陥ったのかもしれないが、AIが拡大する世の中において、明快に原因を特定しないのは変ではないか。いや、あえて言わない(目立たせない)のか


 仮にこの先どんな事態になっても「ひっ迫」しているという情報を信じ、請われるままに従うのか。節電そのものより、筋道の見えない「お願い」が怖い。そして、画面に映し出される戦いの様子、痛ましい人の死、貴重な建造物等の破壊。思想上の対立よりこの有様で儲かると薄笑いを浮かべる人がいると想うことが怖い。


 コロナ禍であっても、いやだからこそ利益を得る層がいることを、多くの人が知っている。細々した必要商品から感染規模拡大によって値が上がるモノも…。東京では一部地域というがバブル期以来の地価高騰らしい、自身や周囲を見るにつけ「格差」だなと思う。そんなふうに、きっと圧倒的多数の人々が目を凝らしている。それが怖い。