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残念な習慣から格言を拾う

2022年03月26日 | 読書
 雑誌代わりに風呂場読書にはいいかなと思い、あまり内容には期待せずに一冊110円だし…と2冊買い求めた。初めの一冊を読み始めてすぐ、ありがちなサイトや週刊誌などによく載る程度の情報だと分かった。そんな感じなので超高速で読み切ったが、改めて振り返ると、何か格言めいたことが浮かんできたりした。


『日本人の9割がやっているもっと残念な習慣』
『日本人の9割がやっているかなり残念な健康習慣』
 (ホームライフ取材班編集  青春出版社)



 健康オタクを自認する者としては、特に2冊目の「健康習慣」の方で次の論語の一節にたどり着く。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」

 ビタミンCは錠剤で愛用している。これは結構長い。ところがこの書では「かぜはビタミンCで予防する」が残念な習慣として掲げられている。この情報はノーベル賞学者の説から広まったとある。しかし、その後に「さびしい研究結果」が出たとある。個人的に少し確信めいたことと感じていたので、ややショック。

 ナッツ類はビタミンE、αリノレン酸が含まれ、身体にいいとばかり思っていた。しかしクルミの脂質だと4.5倍のリノール酸が含まれ、過剰摂取の傾向になる場合は危険とある。「酢」や「アルカリ性食品」なども同様に必ず、弊害は意識しておいたほうがよい。こうした健康関係は、「ほどほど」が結論のようだ。



 もう一つ、強引な導き方あるいは少しずれているかなと思いつつ…

「一寸の虫にも五分の魂」「人は見かけによらぬもの」(と見てもよいか)

 「貧乏ゆすり」は「カッコ悪いから、絶対にやらない」という習慣は、残念なのだそうだ。「血流を促進し、むくみや冷えを改善する効果あり!」という理由だ。なるほど、エコノミークラス症候群の予防か。それにしても、意識してやるのは貧乏ゆすりと言わない気がする。やり続けるのはさすがにねえ、とも思う。

 「立ち上がるとき、『よいしょ』とは言わない」…この言葉を発したらもうトシだと言われるが、控える必要はないとある。理由は「『よいしょ』と口に出すと、動きがよりスムーズに!」ということ。筋肉が連動して動き筋力を高め、腰痛予防に効果があると言うではないか。この常識が広まってほしい高齢化社会。