すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

歳末大読み聞かせ

2022年12月18日 | 絵本
 天気予報通りに雪が降り続いて、結構な量となった。湿り気が強いのか、玄関前の木々の枝がずいぶんと垂れ下がる。いよいよ、本格的な冬。そして歳末だなあと気がしてくる。今年はずいぶんと読み聞かせの回数が多かった。その振り返りはいずれしたいが、あと3回残しているので、丁寧に締め括りたいと思う。


 今日金曜は某小学校の一年生。上旬に他校の一年生で選書した本を使おうと考えていたが、思い直して次の2冊を選んだ。一つは「おそろしいよる」、3年前に見つけた時に気に入って何度か読んだ本だ。PPTを使っていなかった頃で、今回は大きな画面でやったら栄えるのではないか。画面変換も付けられるし、楽しみだ。


 もう一冊は「ちいさなもみのき」。クリスマスネタであり、この時期にはふさわしい。昨年のブックフェスタで「絵本クイズ」で取り上げたが、自分で読んではいない。1年ぶりに取り上げようと読んでみたら、意外に朗読として難しい部分もあることに気付く。間を置く、ゆっくり読む部分の生かし方…基本ですね。


 来週はこども園二か所の予定。モニターを使うPPTの初めに「とんかつのぼうけん」という新しい絵本を使い、次にクリスマス週なので「あのね、サンタの国ではね…」を扱う。サンタクロース国?の一年を描く話で、興味を持って聞いてくれるだろう。残る一つは、最初に扱う大型絵本か紙芝居だ。さて、どうする。
 
  
  作: 嘉納 純子  絵: 黒井 健  出版社: 偕成社

 と、思いついたのがあの「てぶくろ」。時期的にぴったりだろうし、今年をある意味象徴するウクライナ民話である。大型絵本も借りている。現職時代にどこかで読んだ気もするが、少なくとも十年以上前だ。一つの手袋に同居していく動物たちの心持ちをどんな声で表現したらいいのか。今年一番の大勝負となるか(笑)。