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想像の汚れた翼が…

2023年02月11日 | 雑記帳
 先月、隣市の宝くじ売り場で10億円!!という話題があった。その折も「もし自分だったら…」などと語りあったし、誰しも似たようなことを考えがちだと思うのだが…。今回またその件についてある噂(あくまでも噂と強調しておこう)を聞き、再び夫婦で話題にした時、改めて「とんでもない」ことだと思い浮かべる。


 当ったらどこ(誰)まで知らせるかが非常に難しい。一人の胸に秘めておくことなど到底無理だろうし、仮に家族以外に知らせた時「秘密」保持が成り立つのか。周囲に福をもたらしたい気持ちがあっても安易にしてもいいのか。話に聞くと様々な団体から寄付要請が続くらしい。連続する訪問・詰問に耐えられるか。





 知れ渡った時点で警備員など雇ったときに、その警備員が悪に手を染めている可能性だって十分あるのではないか。お金はおろか、命さえも狙われる危険がありはしないか。そう言えば、連日報道されている窃盗団?強盗団の話題。4人の名前が、いかにもどこにでもありそうだ。当然ながらそれぞれに出自がある。


 生まれた家があり、入った学校があり、友達がいて、仕事に就いていた時期の知り合いもいる。TV画面で思い出などを語っていた人もいた。一人同姓同名者を知っているので、さぞかし迷惑だろう。それはともかく、現実に身内があのような犯罪に手を染め顔と名前が放送されつづけたら、どんな心持ちになるものか。


 単なる顔見知りであれば、関係性を問われない。しかし家族、親族や深い付き合いがある者であれば、一体何故…と考える。個の弱さ、醜さと割り切り、関わりなしにしてしまうか。それにしたって、関係が深ければこの後ずっと付きまとい、憤りや憎しみを抱き続けていくのか…。あっ、汚れた想像しかできない。