すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

読み聞かせの後先で…

2023年02月26日 | 雑記帳
 先週は月曜の小学校3年生に始まり、火、金とこども園二つへ。小学校は今月で終了であり、総決算(笑)として『おぼえていろよ、おおきな木』をメインとする。何度か読み込むうちに、ポイントはおじさんが泣く場面だと把握し、ページをめくる前に冒頭部を語る演出としたが、本番でその接続詞を間違ってしまう。ああ。


 なんと、読み込み不足を反省しながら「おぼえていろよ」と密かに思う。どこかでリベンジしたい。こども園では、紙芝居『とりのみじっちゃ』を初めに行い、後は絵本をTVに写す形で行う。紙芝居の筋はよくある隣家の爺婆もので、ユーモラスな絵と、オナラの出てくる筋が楽しい。そこにある泥臭さがいいのだ。


 読み聞かせを終え館の前へ帰ってきたら、ちょうど目の前を一人の老女が大きな段ボールを抱えて通る。向う側から知り合いが来て陽気に話し始める。「そんなに大きな段ボール持って、何すなよ?」「家出だ、家出」「あらあっ、それなばパンツ30枚も入るな」「んだんだ、パンツ30枚入れて行ぐ」。この泥臭さにも味がある。


 金曜日は山間部の園だったので峠道を行く。雪が少なく道路状況はいい。ただ雪崩の心配も出てきた斜面だ。それに予報はまだだが花粉の「気配」を感じる。それでもあと二月もしないうち「春山だ」と少し気分は高まる。そんなテンションで語る読み聞かせも順調。翌日のイベントPRしたら家族連れで館へ来ていた




 そこからの帰り道。久しぶりに七曲峠を通った。交通量の少ない道なのでさほど頻繁に除雪車は入っていない。ちょうどひと月前のイベントは3年ぶりの開催ということで盛り上がった。思えば三十数年に始まった時は峠道を使いスキー大会も開催した。往時の賑わいは懐かしく、峠の歴史に重なると感慨に耽った。