社労士試験の対策として、「改正」、これが重要だということは、
ほとんどの受験生が承知していることでしょう。
ですので、勉強を進めるに当たって、しっかりと改正の情報を得る必要があります。
そこで、「改正」と一言でいいますが、改正にもいろいろなパターンがあります。
改正といえば、従来からある規定が変るというイメージが強いでしょうが、
元々ある規定に上乗せ的に新しい規定を設けるとか、
まったく新しい規定が設けられるというのもあります。
このほか、従来からある規定がなくなってしまうというものもあります。
法改正対策としての資料、参考書、講座などを利用することで、
これらの情報を得ることができるでしょうが、
ただ、特に注意をしておく必要のあるものがあります。
「規定がなくなってしまう」というものです。
なくなるといっても、単に、「改正でなくなりました」というのではなく、
暫定措置や経過措置として設けられていたもので、期限が到来したため、
なくなったというものです。
受験経験がある方が再び受験しようと考え、勉強を始める。
その際、新たにできた規定とか、変わってしまった規定というのは
気が付きやすいのですが、なくなったものは新たに使う教材には存在していない
ということがあります。
ただ、記憶の中に残っていると、なくなったことに気が付かなければ、
試験に出題され、あると思ってしまい間違えてしまうということがあります。
ですので、「改正」、そのようなものも、しっかりと確認するようにしましょう。
ちなみに、
国民年金の後納制度は、平成30年9月30日をもって終了しているので、
この制度は、もうありませんから。