世間は東京都、都知事選で盛り上がっていますが、細川氏が出馬を検討している、というニュースにはちょっと驚きました。昨年末の地上げ屋さんのブログで名前が出ていたので、何かあるのかな、と思ってはいましたが、どういう事情なのか。てっきり陶芸家として余生を過ごすつもりだろうと思っておりました。誰かが引っぱり出してきたはずですね。それで、75歳にもかかわらず、担がれてやろう、と思ったその心境が興味深いと思うのです。カネではないし名誉ではないでしょう。「脱原発」でしょうか。そのためにもう一仕事やりたいと思ったのでは、と(全くの想像ですが)思います。細川氏擁立のウラでささやかれている最近「脱原発」を言い出した元首相、自分は引退しても息子は現役ですから、「脱原発」の風を利用してやろうと、いろいろ画策しているらしい、というウワサも聞きます。
思えば、細川氏は、あの恥知らずの「原発事故収束宣言」を出して、全くの勝算もなく解散して、今の最悪のアベ政権を作り出した責任者、ドジョウの親分ですね。出来の悪い弟子ほど可愛いとは言いますが、ドジョウを首相にするためにウラで動いた(らしい)この人も、フクシマの現状に対して多少は責任はあるでしょう。自民党の長期政権を初めて倒した奇策、八党連立与党の時に小沢氏が担いだのがこの人ですが、小沢氏は今回の話に係わっているのでしょうか。今回の都知事選の候補者の顔を見ると、(あり得る選択肢の中で)消去法で二人は消えるのですが、残った宇都宮氏で大丈夫かという不安があります。しかし、細川氏、「脱原発」を表に出して出馬となれば、脱原発候補が二人で票を食い合って、結局、消去法で消えるはずの候補者が漁父の利をとるということにもなりかねません。脱原発で候補者は統一してもらいたいと思います。
それはともかく、最近の日本でフクシマ原発の状況の報道が極めて少ないことに愕然とします。汚染水問題はどうなったのでしょう?この問題が自然解決するはずがありませんから、今日も、毎日、300トンの高濃度汚染水が海へ垂れ流されていて、敷地のどこかでは汚染水が漏れ続けているはずです。去年の12月には、3号機から何度も蒸気か煙のようなものが出て、ロシアでは、フクシマの地下で核爆発が検出されたと報道されました。なぜ日本で報道されないのでしょう?それから、4号機の使用済み燃料の移し替え作業はどうなっているのでしょう?一つ間違えば「日本が終わる」と言われている作業です。本来なら、国民が固唾を飲んで見守り、昭和天皇の崩御の時にテレビが一時間おきに体温と血圧と脈拍とバイタルサインを伝えたように、フクシマの現況は逐一報道されてしかるべきです。ま、自民党と経団連や東電からマスコミは圧力を受けているのでしょう。しかし、いよいよ隠し通せなくなって報道される時には、おそらく手遅れになっていますから、自分の身を守るためには、みずから情報を求める努力が必要でしょうね。東京電力のサイトでフクシマのアップデートを伝える文章も、ストレートには書いてありませんから、行間を読む努力が必要です。
ところで、少し前のブログ記事に、2013年度の食品セシウムランキングがまとめられていました。
福島産のイノシシ肉からキロあたり、61,000 Bqがトップ、以下、主に山菜、キノコ類と並びます。付近の山野に飛び散った放射性物質に最も暴露されているものということで、不思議はありません。
流通している食品で発見されたものでは、群馬産のナメコが590 Bq/kg。福島産はおそらく(少なくとも建前上は)流通していなかったか、検査をパスしたものだけが市場に出たのだろうと思いますが、千葉の椎茸が二位というのは意外です。「とある原発の溶融貫通(メルトスルー)」での汚染地図を見ると、茨城南部、千葉北部に汚染地域があり、群馬にも広く汚染地域があるようですから、群馬産、長野の佐久産の農産物から放射能が出ているのも頷けます。
体重一キロあたり、1000 Bqほどで、半数の動物が死ぬという話があるらしいですから、これが本当なら、人間の場合、50,000 - 80, 000 Bqの放射能が蓄積すれば、半分死ぬかも知れません。体内に取り込んだものが排出されないと仮定すると、現在の基準値が一般食品で100 Bq/kgですから、基準値上限のものを一日、1キロ消費すれば、一年半足らずで、半殺しです。それまでに相当、体調は悪くなるでしょう。半減期の長い核種が多いわけですから、体に取り込んで、体の一部となっていけば、どんどん日ごとに蓄積して、延々と内部被曝しつづけます。長生きしたければ、なるべく安全そうな食品を選んで必要最小限の摂取に留めるしかないですね。情報を知ること、「知」は力なりですが、いまや、知らないと生きる力も奪われてしまうようです。
思えば、細川氏は、あの恥知らずの「原発事故収束宣言」を出して、全くの勝算もなく解散して、今の最悪のアベ政権を作り出した責任者、ドジョウの親分ですね。出来の悪い弟子ほど可愛いとは言いますが、ドジョウを首相にするためにウラで動いた(らしい)この人も、フクシマの現状に対して多少は責任はあるでしょう。自民党の長期政権を初めて倒した奇策、八党連立与党の時に小沢氏が担いだのがこの人ですが、小沢氏は今回の話に係わっているのでしょうか。今回の都知事選の候補者の顔を見ると、(あり得る選択肢の中で)消去法で二人は消えるのですが、残った宇都宮氏で大丈夫かという不安があります。しかし、細川氏、「脱原発」を表に出して出馬となれば、脱原発候補が二人で票を食い合って、結局、消去法で消えるはずの候補者が漁父の利をとるということにもなりかねません。脱原発で候補者は統一してもらいたいと思います。
それはともかく、最近の日本でフクシマ原発の状況の報道が極めて少ないことに愕然とします。汚染水問題はどうなったのでしょう?この問題が自然解決するはずがありませんから、今日も、毎日、300トンの高濃度汚染水が海へ垂れ流されていて、敷地のどこかでは汚染水が漏れ続けているはずです。去年の12月には、3号機から何度も蒸気か煙のようなものが出て、ロシアでは、フクシマの地下で核爆発が検出されたと報道されました。なぜ日本で報道されないのでしょう?それから、4号機の使用済み燃料の移し替え作業はどうなっているのでしょう?一つ間違えば「日本が終わる」と言われている作業です。本来なら、国民が固唾を飲んで見守り、昭和天皇の崩御の時にテレビが一時間おきに体温と血圧と脈拍とバイタルサインを伝えたように、フクシマの現況は逐一報道されてしかるべきです。ま、自民党と経団連や東電からマスコミは圧力を受けているのでしょう。しかし、いよいよ隠し通せなくなって報道される時には、おそらく手遅れになっていますから、自分の身を守るためには、みずから情報を求める努力が必要でしょうね。東京電力のサイトでフクシマのアップデートを伝える文章も、ストレートには書いてありませんから、行間を読む努力が必要です。
ところで、少し前のブログ記事に、2013年度の食品セシウムランキングがまとめられていました。
福島産のイノシシ肉からキロあたり、61,000 Bqがトップ、以下、主に山菜、キノコ類と並びます。付近の山野に飛び散った放射性物質に最も暴露されているものということで、不思議はありません。
流通している食品で発見されたものでは、群馬産のナメコが590 Bq/kg。福島産はおそらく(少なくとも建前上は)流通していなかったか、検査をパスしたものだけが市場に出たのだろうと思いますが、千葉の椎茸が二位というのは意外です。「とある原発の溶融貫通(メルトスルー)」での汚染地図を見ると、茨城南部、千葉北部に汚染地域があり、群馬にも広く汚染地域があるようですから、群馬産、長野の佐久産の農産物から放射能が出ているのも頷けます。
体重一キロあたり、1000 Bqほどで、半数の動物が死ぬという話があるらしいですから、これが本当なら、人間の場合、50,000 - 80, 000 Bqの放射能が蓄積すれば、半分死ぬかも知れません。体内に取り込んだものが排出されないと仮定すると、現在の基準値が一般食品で100 Bq/kgですから、基準値上限のものを一日、1キロ消費すれば、一年半足らずで、半殺しです。それまでに相当、体調は悪くなるでしょう。半減期の長い核種が多いわけですから、体に取り込んで、体の一部となっていけば、どんどん日ごとに蓄積して、延々と内部被曝しつづけます。長生きしたければ、なるべく安全そうな食品を選んで必要最小限の摂取に留めるしかないですね。情報を知ること、「知」は力なりですが、いまや、知らないと生きる力も奪われてしまうようです。