百醜千拙草

何とかやっています

恐慌から戦争へ

2014-01-28 | Weblog
この数日のニュースから。

領土主張のサイト開設、政府
2014/1/25
 山本一太沖縄・北方相は24日の閣議後の記者会見で、領土問題に関する専用サイトを立ち上げたと発表した。沖縄県の尖閣諸島、島根県の竹島、北方領土の日本の領有権の主張を発信する狙い。来月をメドに英語版も作成する予定だ。

本当にバカですね、としかいいようがありません。わざわざ、相手を刺激して問題を大きくしておいて、「大変だ!」とワメくのですから。ワザとやっているのでしょうか?そうでなければバカ過ぎます。こういうのをマッチポンプというのではなかったでしたっけ。詐欺師の手口です。

新興国通貨 揺れ再び アルゼンチン発、トルコ・南アに
2014/1/25
 新興国通貨が再び揺れている。今年から米国の量的金融緩和の縮小が始まり、新興国から投資資金が流出するとの懸念が根底にある。発端は23日に12%も急落したアルゼンチンペソ。外貨準備の不足や経常収支の赤字など、通貨を防衛しづらい国の弱みを突く動きが、トルコリラなど他の新興国にも波及している。そのあおりで投資資金の避難先となる円は1ドル=102円台まで上昇した。

二月を照準に計画されていたと言われる株式市場暴落が始まったのでしょうか。「黄金の金」ブログによると、世界同時恐慌が始まった1930年の株価のチャートと現在のチャートのパターンが酷似しているそうです。チャートほどあてにならないものはありませんが(おそらくフラクタルになっているでしょうから、似ている形は探せばどこにでもみつかるのではないでしょうか)、それにしても、このチャートの相似は気味悪いです。歴史は繰り返すとも言います。マーケットは上がれば下がります。ふりかえれば、1930年の大恐慌もそうでした。上がって落ちる。株がおりおりに暴落するのは(意図的であるにせよ、ないにせよ)、起こるべくして起こることですが、今回、騒ぎはかなり大きくなって、世界大恐慌を引き起こす可能性は十分あると思います。貧すれば鈍するのです。アメリカも日本も実質、経済成長ということが不可能なのに、まるで経済成長するしか生き延びる方法がないかのように振る舞い、小手先の金融操作でなんとか持たせて来ているのですから。これが崩壊するのに必要なのはちょっとしたキッカケだけです。歴史を振り返れば、株式市場の暴落、世界大恐慌、そして、その後に来るのは戦争ですね。第二次世界大戦は大恐慌の結果と言えなくもありません。その結果、アメリカ経済は復活し、世界覇権を握ることになりました。日本はすでに経済は下り坂、加えて、少子化、老齢化、原発事故と社会負担は増加している上に、常識はずれの金融緩和をやったばかりです。これで一撃を喰らえば、国民の不満は爆発するでしょう。あるいは、これをすでに見越して、特別秘密保護法案、軍国化、アベ氏と政府の中、韓、米に対する挑発的行動、なのでしょうか。
 戦争ほど政府への不満を反らすのに便利なものはありません。しかし、日本には第二次大戦のときのアメリカと違って、戦争で金儲けできるインフラがありませんから、戦争の効果は一時的なもので、長期的には大きなマイナスにしかならないでしょう。まずは、アベ氏とか、都知事選に出ている実戦経験はないのに口だけは勇ましい人とかの暴走族なみの思考回路と行動をとる迷惑な人々を引きずり降ろさねばなりません。
コメント (5)
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