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雪囲いの板は冬を越えたら外して保管する。
保管に場所を取るから、何かに利用できないかと考えてテラスを作ったのが2年前。
初めはちょうど良いサイズの半透明シートを購入してかぶせ、風で飛ばされないように紐でくくった。
ところがシートをピンと張ることができなくて、隙間に水たまりができたり、雨漏りも激しかったりで散々だった上に、シートの耐候性も弱かった。
昨年はテラスの骨組みは立てたのに、どうしたものかと考えているうちに冬囲いの時期がきて、結局囲い板は7ヶ月間ほど雨ざらしにしてしまった。
やはり波板を使うのが一番なので木組みを作り、波板1枚1枚が毎年取り付け取り外しが楽なような組み立て式にしてようやく完成した。
これでカーポートとしても利用できるテラスになった。
行き当たりばったりではあっても、シミュレーションもしつつ試行錯誤もしつつ、ようやく。
組み立てと解体は、それぞれ一人でも半日あればできる。
鴨長明が方丈記を記したとされる方丈庵は組み立て式で、簡単に持って引っ越しできる便利な住まいだったらしい。
我が囲い板利用テラスも『雪国の暮らしアイデア募集』のようなものがあれば、応募したいと自負するものである。