鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

雪の下で冬越しした銀杏(ぎんなん)

2019年04月25日 03時45分22秒 | 食べ方






昨年の秋に落果したまま拾われることなく雪に埋もれた銀杏が、雪消えとともに地べたに現れた。
黄色い果肉はしぼんで薄汚れていたが、種の中身はほぼ元のままだった。
臭さもわずかなので難なく果肉を洗い落とし、天日干しをした。
落ちている総量の1割もいかないと思うけれど、ついついもったいないと思うので、自家消費用の何倍にもなった。
殻を剥いて茹でるなり煎るなりして、まともな仁(殻の中身)であれば、よそ様に差し上げることもできる。
子どものころ遊び半分に囲炉裏の火の下に埋めて、銀杏がはぜ飛ぶのを面白がりながら食べたことは何度かある。
でもまだまだ周りの人が当たり前にやっていることを見聞きはしてきても、自分でやるのは初めてということが多い。
今までは、ウチのを拾ってくれて、その礼としてツマヨウジに刺した天ぷらをもらったことは何度かあったが、そこそこの量のものを自前で処理するのは初めて。
インターネット検索をして、いくつもある方法の中でやれそうなのを試してみたが、殻剥きがとにかく大変。
しぼんだり堅くなっているダメなものも少しある。
薄皮は調理中でもなかなかうまく剥けない。
昨年が生り年だったからか種が小粒。
雪の下で冬越しした越年ものだからダメなのか、翡翠色になんかならない。
形も大きさも色も良いと思われるのは100個に1個くらいのものか。
そうして、食べてみると、じつにおいしくてまともだ。
大人でも1日10個くらいまでにした方が良いという毒入りなので控えめにしたが、しみじみ嬉しい味。
でも、ひと様に差し上げるような見た目さがない。
一応、小袋ジップロックに平たく詰めて冷凍してみたが、残りを全部処理するのはどれほどの時間が必要か。
やることはいくらでもあるのに、行き当たりばったりの弊害がまたしてもと、途方にくれる。
コメント (2)
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