またいつもの峠で車を停めた。
全体的に桜は盛りを過ぎて散り始め若葉が混じってきたように思う。
くっきりと混じりけのないピンク一色というソメイヨシノもあれば、オオシマザクラ系の白くてぽってりしたのもありで、用事先への行き帰りに車中から見られる範囲の桜は十分楽しめた。
いくらでも良い画像ポイントはありながら、停めることができなくて記憶のシャッターのみ。
ようやくいつでも駐車できる抜け道の峠にきたけれど、目当てのシダレザクラは、昨年の台風被害でフォーカスとしてしっくりこない。
接写してみたら個別の花はきれいではなく、シダレザクラは樹全体のなよなよした風情こそ命だと分かる。
明るい迷彩模様としか言えないようなピンボケ画像を出してみる。
足元にはニホンタンポポがたくさん咲いていた。
ガクの部分をしっかり確認し、ネットで再確認した。
京都の東山五条バイパスの峠は、ニホンタンポポの群生地だと思われる。
3つほどのロゼットが重なり合っているひとむらの1本の花茎だけを見て、さも発見のように喜ぶのは軽率かもしれないけれど。