
山がさまざまな色合いの緑におおわれる春もこの時期になると、ところどころに黄金のモコモコが発生する。
毎年、何という木かと思っていたものだけれど、ツブラジイとスダジイの花だと教えてもらった。
ツブラジイは実が丸いので円ら椎(ツブラジイ)だということは調べてわかったけれど、スダジイは漢字があてられていないらしくて、命名の意味がわからなかった。
須田爺につぶらな瞳のつぶら爺などと語呂遊びをしたくなる名だ。
椎の木なので、椎茸(シイタケ)のホダ木になるし、実だって食べられるありがたい木が黄金の花を咲かせるのだとようやく知ることができて、いつもの黄檗公園テニスコートから宇治の山を彩るツブラジイ、スダジイのモコモコを撮った。