
種子を蒔く時に、マニュアル通りにやれば良いものを、けちくさい了見でついつい少なめにする。
そうして芽が出ても、次の間引きというのがなかなかにできない。
植物なのだから、まして遊び半分ではあるけれど、ちゃんとした収量を確保しようとするならば、いろいろと試しながらも時には大胆な選択が必要だ。
「つるありインゲン」が昨年は何となくうまくいって、でも1袋の種子なんて使いきれるものではなくて、余ったのを数週間前に蒔いておいたが一つも芽が出ない。
友人が、百均で買った前年の種子が一本も発芽しないと言うのを面白がって冷やかしたりしていたのに、同じ轍を踏む。
やはり百均のものでなくても、昨年の種子は発芽しないものなのか。
冷蔵庫に入れておくと大丈夫だという話も聞いているけれど、そこまではしなかったし、もしかしたら種子に塗ってある塗料が原因ではないのか。
最初の年なら、皮膜を破る力を持っているが、二年目になると生きてはいるが皮膜を破れないで腐ってしまうということではないのか。
種子メーカーも考えたものだなどと、自分の思いつきが正しいように思い込む。
ところで、昨年の種子発芽は諦めて購入の種子がようやく発芽した。
ピンクのものは、自力で破った皮膜。
さぁ、もうぐんぐん伸びるだけだし、間引きはやはりしない。