分蜂が始まるのではないかとワクワクして、予行演習だったのかなどと擬人化たわ言を書いたのは、つい2日前だった。
そうして昨日は、もっと渋滞して重なり膨らみ始めたから、家の反対側で草刈りをしてくれていた友人を急いで呼んだ。
ますます膨らみ始めたところで、友人に促されてパチリ。
蜂球を作るのは、こんな巣箱の入り口なんかではないはずだと思っているうちに、膨らみは崩れ、大群で周りを旋回する。
空が真っ黒というほどではない。
旋回ではあるけれど、1匹1匹がジグザグの動きだから、綺麗な渦にはならず、いつの間にか規模が小さくなって消滅していった。
高いところに行った感じはあったので、見上げて探してみると、ケヤキの又の部分に固まって止まっていた。
スマホの望遠では撮れないので、旧式デジカメを久々に取り出して何とか撮ったけれどブレブレ。
1匹も飛ばず固まった状態になったということは小規模ながら分蜂の蜂球。
巣箱の出入り口に取り付けたオオスズメバチ対策の階段式ステージ下に固まり始めたときに、網で捕えるべきだったようだ。
ただただ見学をして高所作業車でもなければ、届かない木の又に居座られたのではどうにもできない。
しばらくは動かないだろうと、我らも自分たちの仕事に戻って、わずか10分足らずのちょっと目を離した隙に跡形もなく居ない。
分蜂した元の巣箱では細々と少数が出入りしているから逃去ではなく分蜂だった。
この体験は良い勉強になった。
アホヅラして「おー」などと見上げていないで、駄目元の可及的迅速捕獲を目指すべし、これが教訓。