鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

透けていない翅の蝉

2019年09月05日 00時42分55秒 | 




蝉の羽衣などと形容されるように、蝉の翅は透けてこそのもの。
ミンミンゼミ、クマゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシなんかは透明な翅だから、らしさがある。
それに比べてアブラゼミは、声も悪いし色合いも悪くて、蝉の蝉たる良さがない。
先日、田舎で見つけたアブラゼミは寿命間近だったのか、手づかみも簡単で、その後すぐにポイと放ったら、地上に落ちるように降りて翅を半開きにした。
尾羽打ち枯らしたとは蝉に使うような表現ではないけれど、そんな風に見えた。
2枚目の画像は7月5日に上げた記事『ニイニイゼミ、ミツバチなど』に使ったニイニイゼミ。
ニイニイゼミの翅は蝉には珍しい保護色の木肌迷彩模様。
『後ろ翅がなんだかセクシー』と書いたけれど、こいつも偶然しどけない姿だったから撮った。
私の知る限り、一般的な蝉で翅の透けていないのはこの二種類で、どうしたって有り難みのない姿だ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする