先日のフタにコックだけのものは、逆さまにした瓶の底天井に空気が泡となって上がると、やっとその分だけ流れ落ちるという失敗作だった。
しかし、あえてその間延びした時間を楽しみながら、今までの蜂蜜はほぼ全部精製できた。
改良すべき理屈と大まかな設計は頭の中にできていたから、またホームセンターの水道部品コーナーでじっくりと組み合わせを悩んだ末に購入してきて組み上げたのが改良型。
ただ、エルボーのフタのネジ山の切り方が甘くて、3分の1も入らなかった。
どうにも納得できなくて、不良品ではないかとわざわざ昨日店へと出向き、サービスカウンターにクレーマーとなってねじ込んだ。
そうしたらメーカーに電話してくれたのだが、3分の1しか入らなくても機能的には問題ないから不良品ではないとのこと。
それなら、個別ナイロン小袋がジッパー式になっていて開けることができるから、全部開けて相性のいいセットにして持ち帰っても良いかと交渉した。
どれひとつまともに、凸凹がしっくり入っていくものはなかった。
ダメなのは3山しか入らず、良いのは5山ほど入るという差はあったので、最良の相性を持ち帰って完成品とした。
実験をしてみると思惑通りの予定通りの流れ方をして満足。
じつはその前に、結果を急ぐあまり、コックを開にしたまま逆さまにしてしまい、フタを取ったと同時に蜂蜜がドボーっ。
改良点の空気挿入管の方のフタは閉めたままだったのが幸いして被害は少しで済んだ。
新しいことに挑むからには、失敗を繰り返した先にのみ成功の喜びがある、ということに着地。