鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

ざんねんなスイカズラ科

2020年05月19日 00時14分14秒 | ざんねん








ペロリと舌を出したように白く咲き、次の日には黄色く変色して、その次の日には萎れるから二日花と言うのだろうか。
漢字で書くと『忍冬』なので陰気な感じではあるけれど、声に出せばなかなかに品の良い響きのスイカズラ。
2個1対のつぼみが次々と膨らんでは白く咲いて黄色くなり萎むの繰り返しを長く続けるので、大きくはびこらない間は風情がある。
10年以上前、自然に生えてフェンスに絡まったスイカズラをしばらく、そのままにしておいたことがある。
他所のどこのお宅でもスイカズラなんぞをフェンスに絡ませている家はなかったから3年ほどで処分した。
今回見たのは空き地のフェンスで、当然ながら自然に生えたに違いなく、いつか見苦しいほどになり切られるはず。
遠出した公園では、白いつぼみ、白い花、赤紫の花のハコネウツギ(箱根空木)が咲いていた。
ハコネウツギと正確に知っていたわけではないけれど、ぼんやり『ウツギ?』と浮かんだから、すぐに調べはついた。
スイフヨウ(酔芙蓉)のように白く咲いて赤く染まる花なのだそうだ。
半折れになってしまっている枝にもけなげに花が咲いていた。
ウツギ(空木)だったら枝は中空のはずと折れている所を確かめたら、中心はスポンジ状で白色鉛筆の芯のように取れた。
誰かが中途半端に折ったまま放置したとは考えにくいが、折れやすい木に違いない。
これもスイカズラ科と今回初めて知った。
ウツギは火事花と言われているし、とにかくこのスイカズラの仲間はざんねんな木々。
コメント (4)
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