玄関横にアサガオとタチアオイの花が咲いているのを毎朝楽しんでいる。
このアサガオは農事の師から8年ほど前に、わが無人の生家があまりに殺風景だから植えるようにと、苗を5株ほど渡されたもの。
師は実弟からタネを譲り受けたのを繋げているのだが、一昨年はタネを採り損ねたとウチのから採っていった。
今では毎朝40~50もの花が咲いて、観ると必ずマルハナバチが飛び回っていて、花の中に潜り込んでいく。
タチアオイは前の畑の隅に、様々な色のものが勝手に毎年育つのだが、畑の方にまで生える苗を耕運機で掻き回すのは忍びなくて、ウチの庭に移植したもの。
勝手に生える畑のものは立派に育つのに、庭に持ってきたら弱々しく儚げに咲く。
庭のタネが飛んだのか、蟻が運んだのか玄関横のコンクリートの隙間に生えたのは、有るか無しかの薄紅がセクシー。
途中で茎が折れ、折れ曲がった先がコンクリートに着いて、そこからまた首をもたげて咲いているから、邪険に扱うなんて決してできない風情だ。
昨日は安倍晋三と同じ難病を持つ実姉を、白内障手術後の検診のため眼科に連れていった。
術後経過が良好だから治療はこれで終了とのことで、もう眼科には不具合が起きない限り、連れていかなくてよいことになった。
帰ってきてしばらくしたら、持病の悪化で首相が辞任の意向を固めたそうで、潰瘍性大腸炎がまた話題になっていた。
国内に16万人余りいるそうで、難病の中では最多であり、千人に1人の病なんだとか。
幸いなことに姉は福祉施設に入り、貧しくも悠々と過ごしている。
ケアハウスの玄関横には『福祉避難所 Welfare Shelter』という看板があった。