ここまできたら、8月1日でよかったのに、7月どん詰まりで関西は梅雨明けとなった。
八月一日で『ほずみ』と読む姓があるとかいうのは、先日クイズにあった。
散歩していたら、近くの高校の通用門スロープ脇に、見事なモスグリーンの壁があった。
化粧っ気のないコンクリート擁壁も、こうなると、癒しのプロムナード風になる。
梅雨が明けたから、かんかん照りになり、だんだんと色あせていき、剥がれ落ちるようになったら、こそげ取られるのかもしれない。
それにしても、浮遊していた目に見えない胞子が根付いて雨と光だけでこれだけの厚みとなる。
これらを剥がして集めたら植木鉢に入れる土として利用できないものだろうか。
乾燥させたら、売っている水苔とほぼ同じになるかもしれないけれど、ほとんどは水分で、あとは埃と黄砂あたりか。
苔寺はさぞ見事にモスグリーンに映えているだろう。
人出が少ない内に行ってみたかったなどと、今頃思ったりする。