タマネギを作っている畑は、雪国であるこの辺りでは見たことがなかった。
大体にしてタマネギは淡路島が有名というくらいだから温暖な地方のものだったのに、近頃は北海道が全国収穫量の6割だそうだ。
そこで、3mも雪が積もるこの辺りだって作ることはできるだろうということになったのか、雪国用に品種改良が進んだのか、この頃は作る人が出始めた。
私のタマネギ作りは、昨年にピンポン玉くらいのものがわずかだけ出来た。
今年は市販の一番小さいサイズほどのものが大雪だったにもかかわらず消滅せずに少しだけ採れた。
秋に植えて6月くらいが収穫なのだが、来年こそ思い通りの数と大きさに育てるべく三度目の正直を期待する。
種を買って育苗をしてみると、発芽率が悪くて育っても貧弱なのは肥料が少ないからだろうか。
200余り作る予定だったのに、ひょろひょろ苗が100程だったので苗を買うことにした。
同じものなのに販売店によって値段が違うので、当然ながら安い方で50本束を二つ買い、枯れそうな投げ売りを一束買った。
これを植えたら、あとは来る冬の積雪が少ないことを念じるのみ。