一昨日は散歩をしないでしまったので、昨日は開けた景色を観られる場に立とうと決めて歩いた。
大阪のビル群を見晴るかす萬福寺墓地はいつ来ても気持ちが良い。
華僑の墓が多く、土葬の広い区画を占める立派な墓も点在していたりしても、古さや不気味さは感じない。
囲いにも石の欄干が使われている立派な区画には豊満な乳房状の擬宝珠があったりして心和む。
風華が舞う寒い天気だったので、夕焼けやレンブラント光線ははっきり観られずに残念。
少し下って隣接する墓地に入ると、今度は反対側方向にぴょこんと乳首のような愛宕山が観られる。
愛宕山を観るたびに安達太良山に登ったことを思いだし、智恵子抄をついでに思いだすこともある。
墓地内に一個だけ赤い実を残した木があったのは、たぶんクロガネモチ。
帰りの住宅地の中では地植えされたカネノナルキがしおれていた。
多肉系というのかサボテン系というのか南方系の植物だから、この冬の寒さにやられたのだろうと思われる。
別の散歩コースの2箇所ほどでも枯れたようにしょげてるのを見たことがあるけれど、暖かくなったら元気になるのかな?
ポリ袋でも被せてやったら良かったのにと、他人事ながら心配する。