鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

蜜蜂の羽化

2019年10月01日 06時35分53秒 | 






ニホンミツバチを待ち受けていた箱に、セイヨウミツバチが入ってしまい、今の所はニホンミツバチの巣に入って盗蜜をすることもない。
体も大きく活動的なので巣も大きくて、今年3回目の採蜜をした。
あまり知識もないままやっているウチに、こういう偶然も起きて、実際経験としての知識を得ることができる。
今回は重箱式の箱一段の巣をじっくり観察した。
3枚目画像の中ほど右に蓋が割れて羽化しようとしている部屋がある。
蓋を破って羽化してくるものがいた。
まだ色も薄く、羽を動かすこともせず、よろよろとした動きだが、手でつかんだりしたら刺すかもしれないので、ピンセットでつまんで本来居るべき巣の近くに放した。
薄い色の蓋は、蜜が十分な量と濃さになったので蓋をされた蜜貯蔵庫。
2枚目画像の小さい穴があいている蓋は密閉途中だと思われる。
濃い色の蓋の部分は蛹が入っている子育て部屋。
出てきたばかりの成虫は、小さい六角部屋に体を縮めて入っていたと思うほどに少し大きい。
蜜の入っているハニカムは蜜のせいで柔らかくなっていて、すぐに破れるけれど、何も入っていない部屋はかなりの強度でピンセットなどでは壊せない硬さ。
蛹の入っている部屋は六辺全てが他の蛹の部屋に囲まれていることはない。
つまり、蜜の壁の柔らかさのおかげで、多少は窮屈さがなく、蜜の壁越しに自分が働き蜂であることを自覚し、羽化してからするべき仕事を体で感じる仕組みになっているのではないか。
そのようなことを今回は想うことができた。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする